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教育ローンと奨学金の違いについて

教育ローンとは用途が限定された貸付金であり、学生の学費にのみ使用することができます。借入先には公的な政府系金融機関と、銀行などの民間金融機関が存在します。対して奨学金とは経済的な事情により学費を捻出することが困難な学生に対しお金を貸す、もしくは給付する制度のことです。奨学金を支給しているのは国が管轄する日本学生支援機構の他、都道府県や民間育英団体などでも支給されています。教育ローンと奨学金の大きな違いは「融資対象者と利息の有無」にあります。ローンの融資対象者は「学生の親」となり、奨学金は学生本人が対象となります。そしてローンの場合は借入当初から利息が発生しますが、奨学金は卒業するまで利息がつかないので無利息で融資を受けることができます。また教育ローンと奨学金は同時に利用することも可能です。ただし二つを併用した場合は親子そろって何年も借入金の返済を続けていくことになり、厳しい家計管理が続くことを覚悟しなければならないでしょう。

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